
WILLIAM ENGLISH
Punkture Presents
Venus With Severed Leg
切断された足のヴィーナス
A Portrait Of Vivienne Westwood In 1975
2025年8月16日(土)ー31日(日)
< OPEN GALLERY > 平日 16:00~20:00 | 土日 13:00~19:00
<CLOSE> 水曜日
お願い:展示作品の写真撮影はご遠慮いただいております。
イギリス人女性映像作家、写真家、ウィリアム・イングリッシュがパンク誕生前夜の1975年に撮影したヴィヴィアン・ウエストウッドの作品を中心に展示販売いたします。パンク・ファッションの生みの親であるヴィヴィアン・ウエストウッド。マルコム・マクラーレンと始めた伝説のショップ「SEX」で撮影された彼女のリアルな姿を通じ、パンク、パンク・ファッション、そして数々の伝説を残したヴィヴィアン・ウエストウッドとは何かを検討します。
展示会場には写真作品の他、2004年にヴィヴィアン・ウエストウッドが作品にサインしている様子を捉えた映像とウィリアムが1977年に制作した映像作品「1977」を上映。
「1977」はロンドンで起こったグランウィック紛争1の最中、1977年8月13日のルーイシャムの戦いといわれる:反国家戦線デモ2 映像で、ウィリアムがフェイバリット・バンドとあげているディス・ヒートをサウンドトラックにセレクト。共に大変貴重な映像作品となります。
会期中、ウィリアム・イングリッシュのヴィヴィアン・ウエストウッド・フォトT、スウェットを販売!
- グランウィック紛争は、ロンドン郊外ウィレスデンのドリス・ヒル、チャプター・ロードにあるグランウィック・フィルム・プロセシング・ラボラトリーズの労働組合承認をめぐるイギリスの労使紛争で、1976年から1978年にかけて2年にわたるストライキに発展。 ↩︎
- 1977年8月13日、極右の国民戦線(NF)のメンバー500人がロンドン南東部のニュークロスからルイシャムまでデモ行進を行おうとしたところ、約4,000人のさまざまな反対デモに遭遇し、両グループと反NFデモ隊と警察の間で激しい衝突が起こった。 5,000人の警官が参加し56 人の警官が負傷、うち11人が入院し合計214人が逮捕された。 その後、ルイシャムの町の中心部で起きた騒乱ではイギリス本土で初めて警察の機動盾が使用される。 ↩︎
William English(ウィリアム・イングリッシュ)
1951年生。イギリスの映像作家、写真家、書店経営者として知られている。ロンドン映画学校(1972年卒)で映画制作を学び、数多くの実験的なフィルム作品を手掛ける。また、アートや映画のイベントでも活躍しており、特にロンドンやパリなどの著名な場所での上映歴が多数。
写真活動
ヴィヴィアン・ウェストウッドのショップ、SEX 時代の写真(1975 年)をウィーンのクンストハレなどで展示。映画制作
『1977』(1977年)、『Dining Room』(1982‒1991年)、『Heated Gloves』(2015年)、『It’s My Own Invention』(2017年)、『Ex Library』(2009年)。
Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)
1941 年生 – 2022 年没。イギリスのファッションデザイナー・実業家で、モダン・パンク、ニューウェーブ・ファッションを主流にした張本人。彼女はマルコム・マクラーレンとともにキングス・ロードで経営していたブティック「SEX」で服を作り、世間に知られるようになる。服飾と音楽を融合させた彼らの才能は、マクラーレンのバンド、セックス・ピストルズを中心とする1970 年代の英国パンク・シーンを形成し、世界の音楽シーンに多大なる影響を与える。ロンドンに4 つのショップをオープンし、やがてイギリス国内だけでなく世界中に店舗を広げ、ますます多様な商品を販売。その中には、核軍縮キャンペーン、気候変動、公民権団体など、彼女の多くの政治的活動を推進するものもあった。

POP UP STORE
PINEBROOK GALLERY 入口スペースにてPUNKTURE POP UP STORE を同時開催!
展示関連商品やPUNKTURE が得意とするPUNK PHOTO、PUNK ART 等販売予定。
[PUNKTURE は2024年4月、原宿にオープンしたオルタナティブ・スペース]